＊１年を通じてヴォイスギャラリーの常設コーナーに作品を展示しています。現在は、全国を巡り、現代社会と共存する古墳の姿："Mounds"シリーズに取り組んでいます。
2024年4月13日（土）〜28日（日）、
個展 "Mounds 2023-24" KG+参加展を開催。
古墳は、３世紀半ばから７世紀にかけて権力者の墓として造られた、土を高く盛り上げた墓のことです。天皇・皇后などの墓とされる陵墓と区別され、各地の自治体等が管理する約６万基が全国に確認されています。長い年月、地域に守られてきたものがあるいっぽう、盗掘、破壊、都市開発や災害の犠牲になった古墳もあります。西村勇人は、現代に残る各地の「古墳」を訪ね歩き、これまでに約700基を撮影し、"Mounds"というシリーズで発表を重ねてきました。"Mounds"では、道路や宅地開発に削り取られたり、現代の家々の隙間に風景として溶け込む古墳、学校・役所・公園の一部として残る古墳、果樹・花々に包まれた古墳などを確認することができます。西村は、人影のない時間帯を選んで古墳と周囲の情景を撮影し、時を経て錯綜する人の営みの矛盾やおかしみを捉えます。"Mounds"シリーズは、観る人の想像を大いにかき立て、社会的立場や視点の違いによる活発な対話や議論を引き出してきました。
本サイトでご紹介する作品は、展示用の大サイズ作品と並行して、「普及版」ハガキサイズ・オープンエディションでプリントしたものです。裏面に作者自著。額装済み・マット装で価格が異なります。マット装のみの作品に額を希望される場合は、お申し付けください。
1977年 島根県生まれ
2015 年より
RED Photo Gallery(東京・新宿御苑前)共同運営
主な展示
2022 年 "テクノライン” RED Photo Gallery(東京)、“Mounds”MATSUOMEGUMI+VOICEGALLERYpfs/w(京都)
2021・22・23・24年 “Mounds”MATSUO MEGUMI+VOICEGALLERYpfs/w(京都)、“Distance”REDPhotoGallery(東京)
2020 年 “2000s” RED Photo Gallery (東京)
2019年 “Commons”MATSUO MEGUMI+VOICEGALLERYpfs/w(京都)
2018 年 “遠ツ根ノ国” RED Photo Gallery (東京)、 “Interference Experiment” MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w、
“Mounds” RED Photo Gallery (東京)
2017 年 “No Curiosity, No Life” RED Photo Gallery (東京)、“Commons” MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w・元淳風小学校
2016 年 “宇宙は数学の言葉で書かれている” RED Photo Gallery (東京)、“Passage” RED Photo Gallery (東京)、
“Thinkings” MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w (京都)
2015 年 “Spectrum”: 大坪晶との二人展 M2 Gallery (東京)・Bloom Gallery (大阪)
2014 年 “Cool Physics” MATSUO MEGUMI+VOICE GALLERY pfs/w (京都)
2013 年 “No Curiosity, No Life” 函館市地域交流まちづくりセンター (函館)
2012 年 “Thinkings” M2 Gallery (東京)、 “No Curiosity, No Life” コニカミノルタプラザ (東京)、“根ノ国” M2 Gallery (東京)
2011 年 “From the Lab Bench” M2 Gallery (東京)
2010 年 “No Curiosity, No Life” Place M (東京)
受賞歴
2016 年 KG+ 2016 TOP3
2010 年 ミオ写真奨励賞 2009 審査員特別賞(今森光彦選)
2009 年 ミオ写真奨励賞 2008 入選
