2012年11月、ヴォイスギャラリーの前スペースで、
新作インスタレーション、パフォーマンス、連続対談で構成する展覧会「松井智惠 現代美術と批評のスクール」を開催しました。インスタレーションのタイトルは、《ハイジ52「その日」(heidi52 " On The Day “)》。松井智惠は、展覧会に際して、次のように記しました。「現在は未来へ続いていると思われがちな、時間軸を、逆にしたものです。つまり、現在手にしている物体は、亡くなった人々、あるいは、なくなった時間であると」。そして「人の生死」・「物の生死」への旅を可能にするインスタレーションとして、数千個のレンガ、材木、布による大掛かりな構築物を出現させました。8年後の2020年11月、2012年「松井智惠 現代美術と批評のスクール」の振り返りの起点として、当時の作品の一部を再公開しました。ヴォイスギャラリーでは、本作をはじめドローイング、構築物の記憶として保存した「作品としての」レンガを取り扱っています。
作品名 |
draw 03-8
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作家名 |
松井智惠-Chie Matsui -
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制作年 |
2012年
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素 材 |
水彩紙にインク、絵具
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サイズ |
24×19.0cm
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仕 様 |
額付き
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