大学で金属工芸を専攻した
坂本優子は、在学中から極細の線や絵具の転写を起点とするドローイング制作を続けてきました。卒業後は、キャンバスに絵具を用いたタブロー制作、紙に丹念に彩色した水彩画・アクリル画も多数制作しています。2020年頃からは、黒一色のインクによるドローイングを多数制作。タブローでは、支持体を円形へと変化させた作品も制作しています。モチーフには、身近な出来事や思考を取り上げ、動物、樹木、花、鳥などをつうじて、ユーモラスで、ときに皮肉や不安を込めた人間の情景を描きます。文字や言葉への高い関心は、美しい詩のような作品タイトルとなっています。作品と題名を合わせて観ることで、一編の物語や絵本を読むような感覚を呼び起こします。
作品名 |
光は見なかった
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作家名 |
坂本優子-Yuko Sakamoto-
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制作年 |
2020年
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素 材 |
キャンバスにインク、アクリル絵具
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仕 様 |
箱・額なし
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サイズ |
径60cm・厚2.5cm
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